一般講演には口頭発表とポスター発表があります。
口頭発表
- 口頭発表の講演時間は、発表12分、質疑応答3分の合計15分です。
- 発表はオンサイトのみです。オンライン発表はできず、オンデマンドでの配信も行いません。
- 発表はすべて会場に設置されている発表用PCを用いてご発表いただきます。持ち込んだPCでの発表はできません。
- 口頭発表には、英語セッションと通常セッションがあります。通常セッションにおいて英語で発表することも可能です。
- 学生会員または学位取得後5年以内の一般会員であれば、英語セッションで口頭発表を行う場合には英語口頭発表賞の審査対象となることができます。
ポスター発表
- 全てのポスターはオンライン(ONLINE CONF)で掲載していただくとともに、希望者はオンサイトでのポスター掲示が可能です。
- オンサイトポスター発表を対象としたコアタイムを大会期間中に設けます。
- オンラインポスター発表を対象としたコアタイムは設けませんが、大会開始前に全てのオンラインポスターを閲覧期間(3月12~14日の3日間を予定)を設けます。
- 過去の生態学会大会でポスター賞を受賞していない博士号未取得の学生会員であれば、ポスター賞に応募できます。
- 前回大会からオンラインポスターの発表方法を変更しておりますので、詳細についてはオンラインポスターの発表方法をご確認ください。
講演申込み
申込みにあたって
- 申込時に希望する発表形式(口頭発表かポスター発表か)をご入力いただきますが、発表件数の多寡によってはご希望に沿えない場合もあります。
- 一般講演の講演者(主たる説明者、以下同様)は、日本生態学会の会員に限ります。ただし、共同研究者として名前を載せることは非会員でも可能です(会員種別ごとの講演資格参照)。
- 講演を希望する非会員の方は、生態学会への新規入会手続きを参考に、2024年10月31日(木)までに学会への入会手続きをすませてください。
- 講演の重複制限にご注意ください。一般講演の講演者は、他の一般講演の講演者やシンポジウムの企画者・講演者になることはできません。
- 自由集会との重複は可能です。
- シンポジウムにおける要旨登録を伴わない趣旨説明やコメント、意見表明などは、講演には数えないため、重複制限の対象とはなりません。
- 海外からの招待者や留学生など、日本語を解さない参加者との交流のためにも、日本語の発表の場合でも一部英語併記を推奨します。
申込み方法
以下のページから各種講演申込みが可能です。
- 講演者は、2024年10月31日までに、講演申込サイトからから講演申込を行なってください。
- 講演申込みには以下の情報が必要となります。なお、これらの情報は締切後は変更できませんのでご注意ください。
- 講演タイトル(日本語・英語両方、日本語全角40文字/英語半角150文字以内)
- 講演者・共同発表者の氏名・所属(日本語・英語両方)
- 講演申込時に希望分野を選んでいただきます(下表参照)。一般講演申込のフォームに選択可能な分野一覧が示されますので、第3希望までお選びください。なお、応募数によっては、分野が統廃合される場合もあります。
- 2025年2月21日までに大会申込サイトから講演要旨(日本語なら800文字以内、英語なら400単語以内)を登録してください。
- その他の注意点もご確認の上、申込みを行ってください。
音響生態学 (公募) | シカ害問題 (公募) | 行動 | 植物生理生態 |
生物多様性 | 進化 | 動物個体群 | 植物個体群 |
外来種 | 数理 | 動物生活史 | 植物生活史 |
保全 | 景観 | 動物繁殖 | 植物繁殖 |
生態系管理 | 遷移・更新 | 動物群集 | 群落 |
生態学教育・普及 | 物質循環 | 動物と植物の相互関係 | 菌類・微生物 |
英語口頭発表賞
英語口頭発表賞(EPA)は、大会における英語による研究発表を振興し、留学生や国外からの参加者との議論の場をより多く作ることを目的として設けられています。同時に、特にキャリア初期研究者のコミュニケーション能力と国際的情報発信力を高める機会を増やしたいと考えています。
この賞は英語の流暢さなどの言語能力を競うものではありません。応募者には発表の学問的内容と発表技術や姿勢を競っていただき、審査員による採点から優れた発表と判断されたものに賞を授与します。
応募資格
- 学生 (学部、修士課程、博士課程)または 2025年3月までで学位取得後5年以内の日本生態学会員とします(ただし、育児/介護休暇はこの5年間に含めません)。
- 過去にEPA最優秀賞を受賞した方はお申し込みいただけませんが、優秀賞を受賞した方はお申込みいただけます。なお、この応募資格は、次回大会のESJ73以降、変更になる可能性があります。
審査基準
- 審査員による点数評価により審査を行ないます。講演の申込みと賞への応募は、大会申込サイトから行なっていただきます。
ポスター賞
キャリア初期研究者の研究活動を奨励するために、優秀なポスター発表を行ったものに対してポスター賞を贈ります。審査員確保の観点から、ポスター賞応募数の上限を500件に設定します。 賞審査を行わない一般ポスター発表については、申込数の上限設定はありません。
応募資格
- 一般講演の申込締切期限の時点で博士号未取得の学生会員とします。
- ただし、過去の日本生態学会大会においてポスター「最優秀賞」または「優秀賞」を受賞した者は、上記の条件を満たしていても応募できません。過去の日本生態学会大会にはEAFESと合同で運営された大会も含まれます。
- また、公募セッションの「音響生態学」、「シカ害問題」を発表分野として希望した発表者も、ポスター賞に応募することはできません。
- 今大会では、応募者の負担軽減のため、グラフィカルアブストラクトと説明動画の掲示はポスター賞への応募の要件とはしません。グラフィカルアブストラクトと説明動画の内容は基本的に審査の対象外ですが、審査員が研究内容を理解するために、グラフィカルアブストラクトや説明動画を参考にする可能性はあります。
審査基準
選考上重視されるポイントは、ポスターの情報伝達能力と研究の質の2点です。ポスター賞応募者は、これらの点に十分考慮してポスター作成をお願いします。
- ポスターの情報伝達能力については、研究内容がわかりやすく表示されているかが審査されます。例えば、(1)良いタイトル、(2)わかりやすい要旨、(3)視線を引きつける工夫、(4)短時間でおおまかな内容が理解できる工夫などが求められます。そのためには、字・図表が見やすいこと、情報過多にならないこと、説明なしでも要点が理解できることなどが重要です。公平性を期すために、登録した演題と異なる演題をポスターに記載することはお控えください。
- 研究の質としては、(1)新規性・独創性、(2)データの質・量、(3)解析方法の妥当性、(4)議論・結論の妥当性が主な審査項目となります。
注意事項
- 本大会では審査員確保の観点から、ポスター賞の申込数について、500件という上限を設定します。申込は先着順とし、上限に達した場合は審査の対象外となります。
- ポスター賞の審査は、公平を期すため、オンラインポスターを対象に行います。審査は大会開始前に行いますので、指定された期日(3月11日23:59を予定)までに必ずONLINE CONF上にポスターをアップロードしてください。
- 「ポスター発表は限られたスペースに研究内容を俯瞰的にまとめるものである」という考えから、ポスターのフォーマットはA0サイズ1枚とします。向きは縦長でも横長でも構いません。オンサイトポスター発表と合わせるために縦向きとする、パソコンの画面に合わせて横向きする、など適宜ご判断ください。
- 今回のオンラインポスター発表では、グラフィカルアブストラクト、ポスター本体、補足資料(PDF)、説明動画をアップロードすることが可能となっていますが、このうち審査の対象となるのはポスター本体だけとなります(オンサイトにも掲示する場合でも、審査対象はオンラインポスターのみになります)。
- 今大会ではオンラインポスター発表のコアタイムおよび意見交流場はありませんので、分かりやすいポスターの作成を心がけてください。ポスターを見ただけでは評価しにくい項目については、審査員がテキストチャットを用いて発表者に質問し、その応答をもって評価することがあります。
- 審査の際には使用言語に関わらずポスターの内容のみを評価しますが、審査の結果が同票だったポスターについては英語による理解が可能なポスターの順位を繰り上げます。英語による理解が可能なポスターとは、タイトルやイントロおよび結論に英語が併記されている場合、英語を読むだけで研究の概要を理解できる場合、ポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)が別ページに用意されている場合等が該当します。
オンラインポスター発表にかかわる賞について
- 本大会のポスター発表では、従来どおりのポスター賞に加えて、大会参加者全員で選ぶ「いいね!」賞とベストディスカッサー賞が設けられます。
- 日本生態学会ではなくESJ72が独自に授与するため、学会公式の賞ではありません。
- これらの賞の受賞者は、決定次第、ONLINE CONFおよび大会ウェブサイトで告知します。
「いいね!」賞
- コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して、今回、通常のポスター賞とは別に「いいね!」賞を設けます。「いいね!」賞は全てのポスターが選考の対象です。
- 選考は、ポスター発表に対する「いいね!」の数に基づいて行われます。「いいね!」をつける権利は、高校生を含むすべての大会参加者にあります。
- この賞の選考にあたっては、多くの閲覧者を得られたポスターが有利になります。そのため、閲覧システムの性質上、番号の若いポスターほど有利になる可能性があります。
ベストディスカッサー賞
- 良質のコメントを書き込むことによって、高校生ポスターを含むすべてのポスター発表の盛り上げに貢献した大会参加者個人に対し、賞を贈ります。
- コメントについた「いいね!」の数を大会参加者ごとに集計し、選考します。コメントに「いいね!」をつける権利は、高校生を含むすべての大会参加者にあります。
- この賞は、コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して特別に設けられたものです。