一般講演には口頭発表とポスター発表があります。
口頭発表
- 口頭発表の講演時間は、発表12分、質疑応答3分の合計15分です。
- 口頭発表はオンサイトのみです。オンライン発表はできません。
- 口頭発表には、英語セッションと通常セッションがあります。通常セッションにおいて英語で発表することも可能です。
- 英語発表の推進という賞の設立目的が十分達成されたため、ESJ73では英語口頭発表賞が廃止されることになりました。ESJ73では、英語セッションでの発表者には粗品が進呈される予定ですので、引き続き積極的なご参加をお待ちしております。
- 希望者は、自身の発表を事前・後日に録画して大会プラットフォーム上で配信する「セルフ・オンデマンド配信」を利用可能です。注意点をよくご確認のうえ、ぜひご活用ください。
ポスター発表
- ポスター発表は、大会プラットフォームを利用したオンライン発表(全員)と、大会会場でのオンサイト発表(希望者のみ)、二回の発表機会があります。
- オンラインポスター発表では、コアタイムは設けませんが、大会開始前に全ポスターの閲覧期間(3月8~10日の3日間を予定)を設けます。
- オンサイトポスター発表では、コアタイムを大会期間中に設けます
- 博士号未取得の学生会員は、ポスター賞に応募できます。ただし、過去の生態学会大会でポスター賞を受賞している場合を除きます。
講演申込み
申込みにあたって
講演の申込みに際しての注意点は以下の通りです。発表に関連する注意点等は「発表にあたって」をご覧ください。
- 希望する発表形式(口頭発表かポスター発表か)を申込時に入力してください。ただし、発表件数の多寡によってはご希望に沿えない場合もあります。
- 一般講演の講演者は、日本生態学会の会員に限ります。
- 共同発表者として名前を載せることは、非会員でも可能です(会員種別ごとの講演資格参照)。
- 講演を希望する非会員の方は、生態学会への新規入会手続きを参考に、2025年10月31日までに学会への入会手続きをすませてください。
- 本大会では、講演要旨を登録する発表は一人一講演までです。他の一般講演の講演者やシンポジウム・自由集会の講演者になることはできません。
- 趣旨説明、コメンテータ、パネラー、ライトニングトークなど、講演要旨を登録しない発表は可能です。ただし、シンポジウムは口頭発表とは同一の時間帯に実施される可能性があります。仮に講演時間が重複しても発表枠の調整は行いません。
申込み方法
以下のページから各種講演申込みが可能です。
- 講演者は、2025年10月31日までに、講演申込サイトから講演を申し込んでください。
- 講演申込みには以下の情報が必要となります。なお、これらの情報は締切後は変更できませんのでご注意ください。
- 講演タイトル(日本語・英語両方、日本語全角40文字/英語半角150文字以内)
- 講演者・共同発表者の氏名・所属(日本語・英語両方)
- 講演申込時に希望分野を選んでいただきます(下表参照)。一般講演申込のフォームに選択可能な分野一覧が示されますので、第3希望までお選びください。なお、応募数によっては、分野が統廃合される場合もあります。
- 2026年2月17日までに大会申込サイトから講演要旨(日本語なら800文字以内、英語なら400単語以内)を登録してください。
- 申込みの前にその他の注意点もご確認ください。
野生生物の持続可能な利用、取引、採取・捕獲 (公募) | 延長された表現型 (公募) | 人と自然 (公募) | |
植物生理生態 | 行動 | 進化 | 生物多様性 |
植物個体群 | 動物個体群 | 数理 | 外来種 |
植物生活史 | 動物生活史 | 遷移・更新 | 保全 |
植物繁殖 | 動物繁殖 | 景観 | 生態系管理 |
群落 | 動物群集 | 物質循環 | 生態学教育・普及 |
菌類・微生物 | 動物と植物の相互関係 |
ポスター賞
キャリア初期にある研究者を奨励するために、優秀なポスター発表を行ったものに対してポスター賞を贈ります。
応募資格・方法
応募できるのは、博士号未取得の学生会員(一般講演の申込締切期限時点)です。講演申込み時に、「ポスター賞へ応募する」を選択してください。
- ただし、過去の日本生態学会大会においてポスター「最優秀賞」または「優秀賞」を受賞した者は、応募できません。
- 公募セッションの「野生動物取引」、「延長された表現型」「人と自然」を発表分野として希望した発表者も、ポスター賞に応募できません。
審査基準
選考上重視されるポイントは、ポスターの情報伝達能力と研究の質です。
- 情報伝達能力:研究内容がわかりやすく表示されているかが審査されます。字・図表が見やすいこと、情報過多にならないこと、説明なしでも要点が理解できることなどが重要です。例えば、以下のような工夫などが求められます。
- 良いタイトル
- わかりやすい要旨
- 視線を引きつける工夫
- 短時間でおおまかな内容が理解できる
- 研究の質:主な審査項目は以下のような点です。
- 新規性・独創性
- データの質・量
- 解析方法の妥当性
- 議論・結論の妥当性
ポスター賞の審査は、オンラインポスターを対象とします。オンサイト発表は審査の対象外です。
- 当学会大会における国際化推進の一環として「国際的な視野に立った研究を展開しているか、あるいはそうした方向へ発展していく可能性を感じられるか」を加点項目とします(研究分野に依存するため、評価の必須項目としては扱いません)。
- 審査対象はポスター本体のみで、グラフィカルアブストラクトや説明動画の内容は基本的に審査の対象外です。
- ただし、審査員が研究内容を理解する上で、グラフィカルアブストラクトや説明動画を参考にする可能性はあります。
- ポスターを見ただけでは評価しにくい項目については、審査員がテキストチャットを用いて発表者に質問し、その応答をもって評価することがあります。
- 使用言語は直接の評価には影響しませんが、審査の結果が同票だった場合、英語による理解が可能なポスターの順位を繰り上げます。該当するのは以下のような場合です。
- タイトルやイントロおよび結論に英語が併記されている
- 英語を読むだけで研究の概要を理解できる
- ポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)が別ページに用意されている
ポスター作成・発表に際しての注意事項
- 審査は大会開始前に行いますので、必ず指定された期日(3月7日23:59を予定)までにらくらくカンファレンス上にポスターをアップロードしてください。
- ポスターのフォーマットはA0サイズ1枚、向きは縦長のみとします。これは、「ポスター発表は限られたスペースに研究内容を俯瞰的にまとめるものである」との考えからです。
- 公平性を期すために、登録した演題と異なる演題をポスターに記載することはお控えください。
- 今大会ではオンラインポスター発表のコアタイムおよび意見交流場はありませんので、分かりやすいポスターの作成を心がけてください。
オンラインポスター発表にかかわる賞について
本大会のポスター発表では、コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して、大会参加者全員で選ぶ「いいね!」賞とベストディスカッサー賞を設けています。賞の受賞者は、決定次第、らくらくカンファレンスおよび大会ウェブサイトで告知します。
なお、これらの賞は日本生態学会ではなくESJ73が独自に授与するため、学会公式の賞ではありません。
「いいね!」賞
- コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して、今回、通常のポスター賞とは別に「いいね!」賞を設けます。「いいね!」賞は全てのポスターが選考の対象です。
- 選考は、大会終了時点でのポスター発表に対する「いいね!」の数に基づいて行われます。「いいね!」をつける権利は、ジュニアポスター発表者を含むすべての大会参加者にあります。
ベストディスカッサー賞
- 良質のコメントを書き込むことによって、ジュニアポスターを含むすべてのポスター発表の盛り上げに貢献した大会参加者個人に対し、賞を贈ります。
- コメントについた「いいね!」の数を、大会終了時点で大会参加者ごとに集計し、選考します。コメントに「いいね!」をつける権利は、ジュニアポスター発表者を含むすべての大会参加者にあります。